『指輪物語:中つ国の伝承』のドラフトについて①

umGCです!
今回は『指輪物語:中つ国の伝承』のドラフトについて書きます。

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環境の印象

色によるカードパワーの差はかなり大きい印象。
個人的に感じた色の強さは、黒≧赤>>白>>>青>緑。
黒と赤はプレイアブルなカードの割合が非常に高いと感じた。
青と緑はシナジー前提のカードの割合が非常に高いと感じた。
占術シナジーなどがうまく機能すれば黒や赤にも対抗できるが、安定感に欠ける印象。
黒や赤(または白)のカードパワーで勝負した方が無難。

おすすめデッキ

黒赤がおすすめ。
構成は、クリーチャー17枚、スペル7枚、土地16枚が目安。
クリーチャーは土地サイクリングを持つカードが2枚程度あればベスト。
クリーチャー・トークンを生成するカードはクリーチャーとしてカウントする。
コモンでの完成形は下記のようなイメージ。

  優先度 クリーチャー スペル
1マナ域 《死者の沼地の亡者》 バルログの鞭打ち》
《ロヒアリムの槍兵》 《サムの捨て身の救出行》
  《シェロブの待ち伏せ
2マナ域 モルドールの召集》 《不死者の討滅》
《角笛城での結集》 《間に合わせの棍棒
《東方人の先陣》 《旅の仲間の断絶》
《歴戦のゴブリン》  
3マナ域 《褐色国のクレバイン》 《いとしいものを取り返す》
ウルク=ハイの狂戦士》  
《ハラドリムの槍使い》  
《反目の終わり》  
《群がるモリアのやから》  
4マナ域 《ゴラムへの拷問》  
《容赦なきロヒアリム》  
5マナ域 《ゴルゴロスの戦獣》  
《キリス・ウンゴルの巡回兵》  
6マナ域 《カザド=ドゥームのトロール  
オリファント  

1マナ域(5枚前後)

クリーチャーは2枚前後。どちらもゲーム終盤にも活躍できるが、2枚目は不要。
スペルは、それぞれ1枚ずつあったほうが対応力が上がる。

2マナ域(7枚前後)

クリーチャーは4枚前後。単体除去で対処されないクリーチャーを増やして、粘り強く戦えるようにしたい。
スペルは除去をしっかり確保しておきたい。

3マナ域(6枚前後)

クリーチャーは5枚前後。いずれも単体での戦闘以外の役割を持つカードなので、中長期戦でも活躍できる。
スペルの《いとしいものを取り返す》は強力なので、しっかり確保しておきたい。

4マナ域(2枚前後)

クリーチャーは2枚前後。どちらのカードもコストパフォーマンスが高いので、確保しておきたい。
スペルは必要ない。

5マナ域(2枚前後)

クリーチャーは2枚前後。ただし、6マナ域の土地サイクリングを持つクリーチャーがいるなら、そちらを増やしてもいいかもしれない。
スペルは必要ない。

6マナ域(2枚前後)

クリーチャーは2枚前後。しかし、土地サイクリングを持たないクリーチャーは基本的に不要。
スペルは必要ないが、土地サイクリング持ちとシナジーのある1マナ域の《サムの捨て身の救出行》を確保しておきたい。

土地

土地サイクリングを持つカードが2枚あれば、《沼》と《山》をそれぞれ8枚ずつでいいと思う。そうでなければ、土地17枚が無難。
特殊土地は必要ない。

その他

プレイしてデッキにいれたいと思ったカード
《危ない! 火事だ! 敵だ!》《マザルブルの書》《西方の焰、アンドゥーリル》《オークの急襲》《騎士国のエオメル》
プレイしてデッキにいれてもいいと思ったカード
《オークの薬》《エレボール山の炎鍛冶》
プレイしてデッキにいれたくないと思ったカード
《黒門からの出撃》《黒の息》《ドゥリンの禍、バルログ

まとめ

今回は『指輪物語:中つ国の伝承』のドラフトについて書きました。
黒赤がおすすめです。
個々のカードパワーが高いので、安定した戦いが期待できます。
プレイアブルなカードの枚数が多いので、卓内の収容人数が多いのも魅力です。
最後にレアなしで7勝したリストを載せておきます。
それではまた!