umGCです!
今回は『ニューカペナの街角』のドラフトについて書きます。
『ゼンディカーの夜明け』のドラフトについての記事はこちら。
『カルドハイム』のドラフトについての記事はこちら。
『ストリクスヘイヴン:魔法学院』のドラフトについての記事はこちら。
『フォーゴトン・レルム探訪』のドラフトについての記事はこちら。
『イニストラード:真夜中の狩り』のドラフトについての記事はこちら。
『イニストラード:真紅の契り』のドラフトについての記事はこちら。
『神河:輝ける世界』のドラフトについての記事はこちら。
環境の印象
カードごとにカードパワーに大きな差がある印象。
コモンでもカードパワーに大きな差があり、ボムレアとはさらに大きな差がある。
コモンのパワーカードは緑白青に多い印象。
基本的には、ボムレアが出ればその色に沿い、ボムレアが出なければ緑白青を中心に構築するのが良いと思う。
構築については、3色環境であっても3色のカードを均等に採用すると事故るので、序盤は2色で戦えるようにデッキを組んだ方が安定する。
3色目はゲームの中盤以降に使用するカードのみ採用する(具体的には、確定除去やフィニッシャーなど)。
土地は17枚が基本で、メインカラー2色の土地8枚とサブカラーの土地4枚は確保したい。
もちろん、基本土地だけでは実現できないので、多色土地3~4枚程度は必要。
メカニズムの評価
斡旋屋一家(緑白青、盾カウンター)
コモンのカードパワーが高いため、非常におすすめ。
デメリットは、斡旋屋一家が強いことがある程度知られているため、プレミア・ドラフトでカードを集めにくいこと。
おすすめ度☆☆☆☆☆
常夜会一家(白青黒、謀議)
《殺害》は強力だが、ダブルシンボルで黒をメインにせざるを得ず、そうなると黒の低マナ域が弱いのが辛い。
白青黒3色のカードが強力なので、《殺害》は諦めて、白青をメインに黒をタッチするのがベストか。
おすすめ度☆☆☆☆
貴顕廊一家(青黒赤、犠牲)
人気は低いが、除去を得意とする黒赤を使えるのがメリットだが、黒赤のカードパワーの低さが気になる。
また、アグロ的な黒赤軸を作りたいのか、コントロール的な青黒軸を作りたいのかをはっきりさせておきたい。
おすすめ度☆☆
土建組一家(黒赤緑、奇襲)
《殺害》を使おうとすると、黒をメインにするしかなく、必然的に黒赤軸になる。
緑を入れるメリットが少ないので、3色にするならボムレアなど明確な理由が欲しい。
おすすめ度☆
舞台座一家(赤緑白、団結)
カードのパワーという点では、緑白を軸に赤をタッチするのがおすすめ。
緑白だけで十分な場合も多いので、3色使う必要があるのか、よく検討したほうがいい。
おすすめ度☆☆☆
おすすめデッキ
おすすめは斡旋屋一家(緑白青)です。
緑白軸と白青軸がありますが、個人的には緑白軸がおすすめです。
白青軸は、飛行クリーチャーは充実するものの、クリーチャーの線が細くなることと、人気で競合しがちなことがネックだと感じています。
デッキの完成形は下記のようなイメージです。
優先度 | クリーチャー | 呪文 | |
---|---|---|---|
~2マナ域 | 1 | 《市民の奉仕者》 | 《身代金の要求》 |
2 | 《ラフィーンの密通者》 | 《証人保護》 | |
3 | 《支援工作員》 | 《一家のために》 | |
4 | 《空の叫び屋》 | 《賭け試合》 | |
5 | 《市民の庭師》 | ||
3マナ域 | 1 | 《鼓舞する監視者》 | 《必殺の一射》 |
2 | 《宝石泥棒》 | 《壊れた翼》 | |
3 | 《天界の整調者》 | ||
4 | 《常夜会一家の新入り》 | ||
4マナ域 | 1 | 《こだまの検察官》 | 《カペナ特急》 |
2 | 《著名な剣士》 | ||
3 | 《近代性の模範》 | ||
5マナ域 | 1 | 《スパーラの審判者》 | 《口止め》 |
2 | 《裏酒場の給仕人》 | ||
6マナ域~ | 1 | 《ロウクスの打撃手》 |
~2マナ域(9枚前後)
クリーチャーは5枚前後。《市民の奉仕者》《ラフィーンの密通者》はカードパワーが高く、《支援工作員》《空の叫び屋》の組み合わせも強力。
呪文は除去3種類とコンバットトリック。格闘除去の《賭け試合》はやや使いにくい。
3マナ域(6枚前後)
クリーチャーは4枚前後。トップコモンの《鼓舞する監視者》と《宝石泥棒》は説明不要なレベル。《天界の整調者》と《常夜会一家の新入り》は青マナが必要なので、優先度はやや低め。
スペルは2種類の除去。《壊れた翼》は飛行クリーチャーや除去オーラ、機体など対象が多いので、1枚なら腐りにくい。
4マナ域(4枚前後)
クリーチャーは3枚前後。《こだまの検察官》《近代性の模範》は優秀な飛行クリーチャー。《著名な剣士》も優秀。
スペルの《カペナ特急》は打点の高さが魅力的。
5マナ域(3枚前後)
クリーチャーは2枚前後。個人的には《スパーラの審判者》はサイクルの中で一番強いと思っている。
スペルは《口止め》が強力だが重いので1枚が限度。
6マナ域~(1枚前後)
《ロウクスの打撃手》は無理に取らなくてもいい。取れたら取るくらいの気持ちでいい。
土地
多色土地は最低でも3枚は欲しい。理想は《斡旋屋一家の潜伏先》《植物広場》《天橋塔》だが、《常夜会一家の店先》《舞台座一家の中庭》など、2色一致のフェッチランドでも構わない。
まとめ
今回は『ニューカペナの街角』のドラフトについて書きました。
コモンが強力な斡旋屋一家がおすすめです。
クイック・ドラフトでは、プレミア・ドラフトほど競争を気にする必要がないので、特におすすめです。 それではまた!