umGCです!
今回は『イニストラード:真紅の契り』のクイック・ドラフトについて書きます。
『イニストラード:真夜中の狩り』のドラフトについての記事はこちら。
『神河:輝ける世界』のドラフトについての記事はこちら。
『ニューカペナの街角』のドラフトについての記事はこちら。
環境の印象
以下の3点から、アグロよりもミッドレンジやコントロールの方が強いという印象。
①軽い優秀な除去が多い。
《貫く光》《激情の報復》《牙の天稟》《炎恵みの稲妻》《削剥》など
②タフネスの高いクリーチャーが多い。
《鋼纏いの霊》《大食の客人》《困憊の在監者》《名射手の弟子》など
③絆魂を持つクリーチャーや、ライフを得るカードが多い。
《旅する聖職者》《慈愛の祖霊》《不貞腐れる農家》《戦墓の死体あさり》など
メカニズムの評価
白青(スピリット、エンチャント)
飛行クリーチャーは充実している。
サイズ負けするので、盤面を捌く除去かライフレースを制する絆魂が必要。
コモンでは《慈愛の祖霊》《鋼纏いの霊》がおすすめ。
おすすめ度☆☆☆
青黒(ゾンビ、濫用)
アドバンテージを得る手段やフィニッシャーが豊富で、ゲームが長引くほど有利になる。
序盤を凌ぐ壁クリーチャーが必要。
コモンでは《悲惨な群れ》《悪運尽きた造反者》がおすすめ。
おすすめ度☆☆☆☆
黒赤(吸血鬼、血・トークン)
クリーチャー、スペル、低マナ、高マナのカードが一通り揃っている。
しかし、アグロとミッドレンジのどちらに進めるか方向性を定めないと中途半端になる。
コモンでは《牙の天稟》《ファルケンラスの祝賀者》がおすすめ。
おすすめ度☆☆☆☆☆
赤緑(狼、狼男、日暮、夜明)
アグロデッキに必要なクリーチャーやスペルは充実している。
ただし、上記の通りアグロデッキには不利な環境なので、評価は相対的に低め。
コモンでは《飢えた峰狼》《胞子背の狼》がおすすめ。
おすすめ度☆☆
緑白(人間、訓練)
アグロとしてもミッドレンジとしても中途半端な印象。
訓練がうまく機能すれば強そうだが難易度が高そう。
コモンでは《田舎の補充兵》《グリフ乗り》がおすすめ。
おすすめ度☆☆
白黒(ライフを得る)
ミッドレンジデッキに必要なクリーチャーやスペルが充実しており、おすすめ。
詳細は後述。
コモンでは《旅する聖職者》《コウモリの急使》がおすすめ。
おすすめ度☆☆☆☆☆
青赤(クリーチャーでない呪文)
クリーチャーでない呪文がテーマだが、強力な関連カードが少ない。
青の飛行クリーチャーに赤の火力を足した普通のミッドレンジがいいかも。
コモンでは《残酷な目撃者》《貯蔵スカーブ》がおすすめ。
おすすめ度☆☆☆☆
黒緑(タフネス)
タフネスがテーマだが、こちらも強力な関連カードが少ない。
こちらも緑の優秀なクリーチャーに黒の除去を足した普通のミッドレンジがいいかも。
コモンでは《戦墓の死体あさり》《繁茂の狩り手》がおすすめ。
おすすめ度☆☆☆
赤白(2体のクリーチャーで攻撃)
2体のクリーチャーで攻撃がテーマだが、こちらも強力な関連カードが少ない。
加えて、赤緑同様アグロデッキには不利な環境なので、評価は低め。
コモンでは《教区刃の見習い》《血花の祝賀者》がおすすめ。
おすすめ度☆
緑青(切削)
テーマ的にはコントロールだが、カラーパイ上除去がないので、コントロールは厳しい。
アグロとしてもイマイチ。
コモンでは《空ねじれのスカーブ》《黴墓のヤスデ》がおすすめ。
おすすめ度☆
おすすめデッキ
おすすめデッキは白黒のミッドレンジデッキです。
完成形は下記のようなイメージです。
優先度 | クリーチャー | 呪文 | |
---|---|---|---|
~2マナ域 | 1 | 《ドラグスコルの歩兵》 | 《激情の報復》 |
2 | 《旅する聖職者》 | 《牙の天稟》 | |
3 | 《しつこい標本》 | 《血の泉》 | |
4 | 《ほつれ服の世捨て人》 | 《貫く光》 | |
5 | 《精神吸いのグール》 | 《吸血鬼の口づけ》 | |
3マナ域 | 1 | 《グリフ乗り》 | 《シガルダの拘禁》 |
2 | 《慈愛の祖霊》 | ||
3 | 《コウモリの急使》 | ||
4 | 《不貞腐れる農家》 | ||
4マナ域 | 1 | 《希望の鷺》 | 《骨の髄まで》 |
2 | 《血に狂った社交家》 | ||
3 | 《エストワルドの盾殴り》 | ||
5マナ域~ | 1 | 《鷺恵みの霊》 | 《忌まわしき儀式》 |
2 | 《腐浪のガルガンチュア》 | ||
3 | 《ネベルガストの詐欺師》 |
~2マナ域(10枚前後)
クリーチャーは5枚前後。《旅する聖職者》《しつこい標本》は1枚ずつは欲しいが、2枚目はいらない。その他は《ドラグスコルの歩兵》が強力だが、最悪他のカードで代用可能。
スペルは《激情の報復》が強力。《牙の天稟》《貫く光》はあくまで2点除去なので入れすぎに注意。《血の泉》《吸血鬼の口づけ》も便利。
3マナ域(5枚前後)
クリーチャーは4枚前後。《グリフ乗り》《慈愛の祖霊》が強力。《コウモリの急使》も強力だがライフを得るカードが取れていることが条件。
スペルは《シガルダの拘禁》が軽くて強力。
4マナ域(4枚前後)
クリーチャーは3枚前後。《希望の鷺》《血に狂った社交家》が能力も含めて強力。《エストワルドの盾殴り》はやや劣る。
スペルは《骨の髄まで》が強力。何枚でも入れたい。
5マナ域~(4枚前後)
クリーチャーは3枚前後。レアやアンコモンがなければ《鷺恵みの霊》《腐浪のガルガンチュア》あたりがフィニッシャーになる。《ネベルガストの詐欺師》はできれば入れたくない。
スペルは《忌まわしき儀式》が強力だが重いので1枚が限度。
まとめ
今回は『イニストラード:真紅の契り』のクイック・ドラフトについて書きました。
安定感のある白黒ミッドレンジデッキがおすすめです。
最後にレアなしで7勝したリストを載せておきます。
それではまた!