『エルドレインの森』のドラフトについて①

umGCです!
今回は『エルドレインの森』のドラフトについて書きます。
前回の記事はこちら
赤字はプレイした経験を踏まえた変更点です。

『団結のドミナリア』のドラフトについての記事はこちら
『兄弟戦争』のドラフトについての記事はこちら
『ファイレクシア:完全なる統一』のドラフトについての記事はこちら
『機械兵団の進軍』のドラフトについての記事はこちら

環境の印象

色ごとのカードの強さは青がやや弱いものの、差はそれほど大きくないと感じました。
色ごとのカードの強さは青が大きく劣ると感じました。
他の4色は拮抗している印象です。
リミテッドのアーキタイプも各色の特徴に合ったものが多く、特に奇抜なものはない印象でした。
また、マナサポートもコモンに多く存在しており、3色デッキも比較的容易に構築可能だと思います。
リミテッドの基礎力が試される環境だと感じました。

カニズムの評価

各色のアーキタイプ、おとぎ話テーマ、およびコモンの構築サンプルについて書いています。

白青(雪の女王・タップする)

タップシナジーを中心にした、撹乱的アグロデッキ。
飛行クリーチャーは優秀ですが、クリーチャーのサイズが小さく、除去が少ないのが気になります。テンポよく攻撃できれば、強力なアーキタイプかもしれません。
おすすめ度☆☆

青黒(眠れる森の美女・フェアリー)

フェアリーシナジーを中心にした、コントロールデッキ。
コントロールデッキなので、構築難度もプレイ難度も高いですが、クリーチャーがテーマであるため、他のセットのコントロールデッキよりは扱いやすいかもしれません。
おすすめ度☆☆

黒赤(ハーメルンの笛吹き男・ネズミ)

ネズミシナジーを中心にした、ミッドレンジデッキ。
除去が豊富で、クリーチャーのサイズも悪くないので強そうです。ネズミシナジーに過度にこだわる必要はないかもしれません。
おすすめ度☆☆☆☆☆

赤緑(赤ずきん・パワーが4以上であるクリーチャー)

パワー4以上シナジーを中心にした、アグロデッキ。
良くも悪くもシンプルなため、扱いやすいですが単調な展開になりやすいかもしれません。1マナのコンバットトリックが多いので、戦闘は優位に進められそう。
おすすめ度☆☆☆☆

緑白(美女と野獣・役割)

エンチャントシナジーを中心にした、ミッドレンジデッキ。
クリーチャーが強力で役割で強化できるため、戦闘は優位に進められそうです。一方で、除去が弱く、相手のボムレアには苦戦するかもしれません。
おすすめ度☆☆☆

白黒(白雪姫・協約)

サクリファイスシナジーを中心にした、ミッドレンジデッキ。
クリーチャーが弱めなのが少し気になりますが、除去が強力で軽量除去が協約により後半も使用できるため、対応力は高そうです。
速度面、サイズ面、リソース面のすべてで中途半端な印象を受けました。
除去は優秀ですが、1対1のトレードしかできません。
リソース面に特化するのがベストかもしれません。
おすすめ度☆☆☆☆☆
おすすめ度☆☆☆

青赤(魔法使いの弟子・インスタントやソーサリーである呪文)

インスタント・ソーサリーシナジーを中心にした、コントロールデッキ。
いつもの青赤と同じく、クリーチャーと非クリーチャーのバランスが難しく、プレイングも難しそうです。
おすすめ度☆

黒緑(ヘンゼルとグレーテル・食物)

食物シナジーを中心にした、ミッドレンジデッキ。
食物シナジーにこだわらず、緑のクリーチャーと黒の除去で攻めるミッドレンジデッキが安定感がありそうです。
おすすめ度☆☆☆

赤白(シンデレラ・祝祭)

祝祭シナジーを中心にした、アグロデッキ。
祝祭というメカニズムが横並びするアグロ戦略と相性が良く、シンプルかつ強力なデッキが構築できそうです。
おすすめ度☆☆☆☆☆

緑青(ジャックと豆の木・マナ総量が5以上である呪文)

マナ総量5以上シナジーを中心にした、ランプデッキ。
ランプデッキゆえに序盤の動きが弱く、緑青ゆえに除去が少ないので扱いは難しそうです。
おすすめ度☆

おすすめデッキ

赤白がおすすめ。
構成はクリーチャー13枚、スペル10枚、土地17枚を目安としたややスペル寄りな形がおすすめ。
キャントリップスペルが多いため、スペル寄りにした方がデッキの回りがよくなる印象です。
コモンでの完成形は下記のようなイメージ。

  優先度 クリーチャー 呪文
1マナ域 《ジンジャーブルート》 《塔の点火》
《攻め立てられる槍護衛》 《アルコンの栄光》
  《キャンディーの道標》
2マナ域 《希望ある祈祷》 《取り籠め》
《ネズミ捕りの見習い》 《魔女の印》
《大餐会の客人》 勝利者の帰還》
《武器庫のネズミ》 《予言のプリズム》
3マナ域 《レッドキャップの盗賊》 《コイン弾き》
《備え蓄える祝賀者》 《かじりつく大合唱》
《トロッコの向こう見ず》  
《愉快な吟遊詩人》  
4マナ域 《エッジウォールの群れ》 《乱入》
《がめつい巨人》  
《恋に落ちた騎士》  

1マナ域(5枚前後)

クリーチャーは2枚前後。呪文は3枚前後。
《ジンジャーブルート》
終盤でも攻撃できて協約のコストにも使える便利なクリーチャー。
《攻め立てられる槍護衛》
他に入れたい1マナのクリーチャーがなければ入れてもいい。
《塔の点火》
1マナの優秀な3点除去。
《アルコンの栄光》
1マナで+2/+2の修整に飛行と絆魂も付与できる優秀なコンバットトリック。
《キャンディーの道標》
序盤の安定感を高めつつ、協約のコストを用意できる便利なアーティファクト

2マナ域(8枚前後)

クリーチャーは4枚前後。呪文は4枚前後。
《希望ある祈祷》
2マナで2/2警戒のスペックを持ち祝祭も誘発できる優秀なクリーチャー。
《ネズミ捕りの見習い》
2マナで2/1先制攻撃のスペックを持ちつつ、3マナインスタントで祝祭を誘発できる便利なクリーチャー。
《大餐会の客人》
祝祭で3/3シリーズその1。おまけにトランプルも付与されるため《武器庫のネズミ》より優先。
《武器庫のネズミ》
祝祭で3/3シリーズその2。素でパワー3を持つが、タフネスが低いため、注意が必要。
《取り籠め》
2マナの優秀な確定除去。
《魔女の印》
手札調整とクリーチャー強化が同時に行える便利な呪文。
勝利者の帰還》
墓地のカードを戻せるが序盤はあまり効果的でないため、入れすぎに注意が必要。
《予言のプリズム》
アドバンテージを失わずに場に出せ、多色の出来事呪文をサポートしつつ、協約のコストを用意できる便利なアーティファクト

3マナ域(6枚前後)

クリーチャーは4枚前後。呪文は2枚前後。
《レッドキャップの盗賊》
多色の出来事呪文をサポートしつつ、祝祭も誘発でき、協約のコストも用意できる便利なクリーチャー。
《備え蓄える祝賀者》
ETBや出来事を再利用しつつ、占術もできる便利なクリーチャー。
《トロッコの向こう見ず》
3マナで4/2のスペックを持ち、コンバットトリックとしても使える便利なクリーチャー。
《愉快な吟遊詩人》
3マナで3/2のスペックを持ち、強化呪文としても使える便利なクリーチャー。
《コイン弾き》
アドバンテージを失わずに除去でき、多色の出来事呪文をサポートしつつ協約のコストを用意できる便利な呪文。
《かじりつく大合唱》
クリーチャーを強化しつつ、死亡時の補填も行える便利な呪文。

4マナ域(4枚前後)

クリーチャーは3枚前後。呪文は1枚前後。
《エッジウォールの群れ》
4マナで3/3威迫のスペックを持ち、祝祭も誘発できる優秀なクリーチャー。
《がめつい巨人》
4マナで4/3到達のスペックを持ち、マナスクリューとマナフラッドの両方に対処できる便利なクリーチャー。
《恋に落ちた騎士》
他に入れたい4マナのクリーチャーがなければ入れてもいい。
《乱入》
強化呪文としても使える優秀な4点除去。

土地

《水晶の岩屋》と《進化する未開地》は余裕があれば入れてもいいが、優先順位は高くない。

その他

アンコモンでは《王女、空を飛ぶ》《イモデーンの徴募兵》あたりが強いです。

まとめ

今回は『エルドレインの森』のドラフトについて書きました。
赤白がおすすめです。
最後にレアなしで7勝した赤白のリストを載せておきます。
それではまた!