umGCです!
今回は『エルドレインの森』のドラフトについて書きます。
前回の記事はこちら。
赤字はプレイした経験を踏まえた変更点です。
『団結のドミナリア』のドラフトについての記事はこちら。
『兄弟戦争』のドラフトについての記事はこちら。
『ファイレクシア:完全なる統一』のドラフトについての記事はこちら。
『機械兵団の進軍』のドラフトについての記事はこちら。
環境の印象
色ごとのカードの強さは青がやや弱いものの、差はそれほど大きくないと感じました。
色ごとのカードの強さは青が大きく劣ると感じました。
他の4色は拮抗している印象です。
リミテッドのアーキタイプも各色の特徴に合ったものが多く、特に奇抜なものはない印象でした。
また、マナサポートもコモンに多く存在しており、3色デッキも比較的容易に構築可能だと思います。
リミテッドの基礎力が試される環境だと感じました。
メカニズムの評価
各色のアーキタイプ、おとぎ話テーマ、およびコモンの構築サンプルについて書いています。
白青(雪の女王・タップする)
タップシナジーを中心にした、撹乱的アグロデッキ。
飛行クリーチャーは優秀ですが、クリーチャーのサイズが小さく、除去が少ないのが気になります。テンポよく攻撃できれば、強力なアーキタイプかもしれません。
おすすめ度☆☆
青黒(眠れる森の美女・フェアリー)
フェアリーシナジーを中心にした、コントロールデッキ。
コントロールデッキなので、構築難度もプレイ難度も高いですが、クリーチャーがテーマであるため、他のセットのコントロールデッキよりは扱いやすいかもしれません。
おすすめ度☆☆
黒赤(ハーメルンの笛吹き男・ネズミ)
ネズミシナジーを中心にした、ミッドレンジデッキ。
除去が豊富で、クリーチャーのサイズも悪くないので強そうです。ネズミシナジーに過度にこだわる必要はないかもしれません。
おすすめ度☆☆☆☆☆
赤緑(赤ずきん・パワーが4以上であるクリーチャー)
パワー4以上シナジーを中心にした、アグロデッキ。
良くも悪くもシンプルなため、扱いやすいですが単調な展開になりやすいかもしれません。1マナのコンバットトリックが多いので、戦闘は優位に進められそう。
おすすめ度☆☆☆☆
緑白(美女と野獣・役割)
エンチャントシナジーを中心にした、ミッドレンジデッキ。
クリーチャーが強力で役割で強化できるため、戦闘は優位に進められそうです。一方で、除去が弱く、相手のボムレアには苦戦するかもしれません。
おすすめ度☆☆☆
白黒(白雪姫・協約)
サクリファイスシナジーを中心にした、ミッドレンジデッキ。
クリーチャーが弱めなのが少し気になりますが、除去が強力で軽量除去が協約により後半も使用できるため、対応力は高そうです。
速度面、サイズ面、リソース面のすべてで中途半端な印象を受けました。
除去は優秀ですが、1対1のトレードしかできません。
リソース面に特化するのがベストかもしれません。
おすすめ度☆☆☆☆☆
おすすめ度☆☆☆
青赤(魔法使いの弟子・インスタントやソーサリーである呪文)
インスタント・ソーサリーシナジーを中心にした、コントロールデッキ。
いつもの青赤と同じく、クリーチャーと非クリーチャーのバランスが難しく、プレイングも難しそうです。
おすすめ度☆
黒緑(ヘンゼルとグレーテル・食物)
食物シナジーを中心にした、ミッドレンジデッキ。
食物シナジーにこだわらず、緑のクリーチャーと黒の除去で攻めるミッドレンジデッキが安定感がありそうです。
おすすめ度☆☆☆
赤白(シンデレラ・祝祭)
祝祭シナジーを中心にした、アグロデッキ。
祝祭というメカニズムが横並びするアグロ戦略と相性が良く、シンプルかつ強力なデッキが構築できそうです。
おすすめ度☆☆☆☆☆
緑青(ジャックと豆の木・マナ総量が5以上である呪文)
マナ総量5以上シナジーを中心にした、ランプデッキ。
ランプデッキゆえに序盤の動きが弱く、緑青ゆえに除去が少ないので扱いは難しそうです。
おすすめ度☆
おすすめデッキ
赤白がおすすめ。
構成はクリーチャー13枚、スペル10枚、土地17枚を目安としたややスペル寄りな形がおすすめ。
キャントリップスペルが多いため、スペル寄りにした方がデッキの回りがよくなる印象です。
コモンでの完成形は下記のようなイメージ。
優先度 | クリーチャー | 呪文 | |
---|---|---|---|
1マナ域 | 1 | 《ジンジャーブルート》 | 《塔の点火》 |
2 | 《攻め立てられる槍護衛》 | 《アルコンの栄光》 | |
3 | 《キャンディーの道標》 | ||
2マナ域 | 1 | 《希望ある祈祷》 | 《取り籠め》 |
2 | 《ネズミ捕りの見習い》 | 《魔女の印》 | |
3 | 《大餐会の客人》 | 《勝利者の帰還》 | |
4 | 《武器庫のネズミ》 | 《予言のプリズム》 | |
3マナ域 | 1 | 《レッドキャップの盗賊》 | 《コイン弾き》 |
2 | 《備え蓄える祝賀者》 | 《かじりつく大合唱》 | |
3 | 《トロッコの向こう見ず》 | ||
4 | 《愉快な吟遊詩人》 | ||
4マナ域 | 1 | 《エッジウォールの群れ》 | 《乱入》 |
2 | 《がめつい巨人》 | ||
3 | 《恋に落ちた騎士》 |
1マナ域(5枚前後)
クリーチャーは2枚前後。呪文は3枚前後。
《ジンジャーブルート》
終盤でも攻撃できて協約のコストにも使える便利なクリーチャー。
《攻め立てられる槍護衛》
他に入れたい1マナのクリーチャーがなければ入れてもいい。
《塔の点火》
1マナの優秀な3点除去。
《アルコンの栄光》
1マナで+2/+2の修整に飛行と絆魂も付与できる優秀なコンバットトリック。
《キャンディーの道標》
序盤の安定感を高めつつ、協約のコストを用意できる便利なアーティファクト。
2マナ域(8枚前後)
クリーチャーは4枚前後。呪文は4枚前後。
《希望ある祈祷》
2マナで2/2警戒のスペックを持ち祝祭も誘発できる優秀なクリーチャー。
《ネズミ捕りの見習い》
2マナで2/1先制攻撃のスペックを持ちつつ、3マナインスタントで祝祭を誘発できる便利なクリーチャー。
《大餐会の客人》
祝祭で3/3シリーズその1。おまけにトランプルも付与されるため《武器庫のネズミ》より優先。
《武器庫のネズミ》
祝祭で3/3シリーズその2。素でパワー3を持つが、タフネスが低いため、注意が必要。
《取り籠め》
2マナの優秀な確定除去。
《魔女の印》
手札調整とクリーチャー強化が同時に行える便利な呪文。
《勝利者の帰還》
墓地のカードを戻せるが序盤はあまり効果的でないため、入れすぎに注意が必要。
《予言のプリズム》
アドバンテージを失わずに場に出せ、多色の出来事呪文をサポートしつつ、協約のコストを用意できる便利なアーティファクト。
3マナ域(6枚前後)
クリーチャーは4枚前後。呪文は2枚前後。
《レッドキャップの盗賊》
多色の出来事呪文をサポートしつつ、祝祭も誘発でき、協約のコストも用意できる便利なクリーチャー。
《備え蓄える祝賀者》
ETBや出来事を再利用しつつ、占術もできる便利なクリーチャー。
《トロッコの向こう見ず》
3マナで4/2のスペックを持ち、コンバットトリックとしても使える便利なクリーチャー。
《愉快な吟遊詩人》
3マナで3/2のスペックを持ち、強化呪文としても使える便利なクリーチャー。
《コイン弾き》
アドバンテージを失わずに除去でき、多色の出来事呪文をサポートしつつ協約のコストを用意できる便利な呪文。
《かじりつく大合唱》
クリーチャーを強化しつつ、死亡時の補填も行える便利な呪文。
4マナ域(4枚前後)
クリーチャーは3枚前後。呪文は1枚前後。
《エッジウォールの群れ》
4マナで3/3威迫のスペックを持ち、祝祭も誘発できる優秀なクリーチャー。
《がめつい巨人》
4マナで4/3到達のスペックを持ち、マナスクリューとマナフラッドの両方に対処できる便利なクリーチャー。
《恋に落ちた騎士》
他に入れたい4マナのクリーチャーがなければ入れてもいい。
《乱入》
強化呪文としても使える優秀な4点除去。
土地
《水晶の岩屋》と《進化する未開地》は余裕があれば入れてもいいが、優先順位は高くない。
その他
アンコモンでは《王女、空を飛ぶ》《イモデーンの徴募兵》あたりが強いです。
まとめ
今回は『エルドレインの森』のドラフトについて書きました。
赤白がおすすめです。
最後にレアなしで7勝した赤白のリストを載せておきます。
それではまた!